『不倫からはじめましょう』女上司を脅してセックスに持ち込む卑劣な部下。胡桃屋ましみん

欲情した女の性欲を上手く表現した作品、脅したつもりが脅しになってない展開も新鮮。

不倫からはじめましょう

胡桃屋ましみん作、商業漫画の単話配信。ベテラン作家の作品だけに安定感バツグン。女課長の不倫現場を押さえたつもりが、実は相手が夫だったというオチ。ならばなぜセックスに応じたのか……最後まで読むとタイトルの意味がよくわかる。

ストーリー

課長を務める女上司の山本に、部長とキスしている現場の写真を見せる部下の大内。

大内の目的は、もちろん山本とセックスすること。

山本は要求にすんなりと応じ、自慢の巨乳で大内のデカチンを挟み込む。

課長のパイズリ奉仕を受けながら、大内は山本から意外な事実を知らされる。

それは、課長の山本は部長と不倫関係にあると思っていた大内、しかし、二人は夫婦だったのだ。

事実を知らされ拍子抜けしたのと、巧みな山本のパイズリであっけなく射精させられた大内。

しかも山本はヤル気満々で、脅した責任をそのデカチンでとれとまたがってきた。

上司相手にこんなことをするのなら、それなりに覚悟を決めろと大内を責める山本。

その言葉に奮起した大内は、攻守を変えて山本を組み敷く。

そして激しいピストンで、子宮の奥まで突き上げた。

夫とのセックスでは届かなかった最奥を抉られた山本は、押し寄せる快感に歓喜する。

強いオスに抱かれる快感に酔いしれ、絶頂にむけて駆け上がる山本。

激しい絶頂とともに、大内のチンポから吐き出される精子を子宮で受け止める山本。

完全にデカチンの虜となってしまい……

精魂尽き果てるまで大内の精を搾り取ったうえで、今後の関係の継続を要求するのであった。

ネットでの評価

この記事を書いている時点での評価。

FANZA:0 out of 5 stars 評価なし

DLsite:0 out of 5 stars 評価なし

総評:斬新な設定、コスパ良 星2.5

ベテランだけに読む機会の多い作家ではあったのだけど、なかなかというか、短編作品が多いので拙者の下半身に刺さり切らなかった。けど、今作は結構よかったのでレビューしてみた。

何が良かったかというと、夫とのキスシーンなのに相手の誤解を解かずにホテルまでついていった人妻の心情というか、女の欲望というか、そのあたりを自分なりに想像してみるとグッとくるものがあって、欲求不満の熟女がこれ幸いとばかりに火遊びに興じる姿が良かった。

絵はとても味があって良い、ただやっぱりページ数の少なさがネックになるのだけれど、それでもこの作品に関してはエロシーンも不足を感じなかったし、とても良くまとまっていたのではないかと思う。

商業漫画の単話配信、その中でも特に安い作品。ただやっぱり、一度目のセックスのあと竿役の男が干からびるまでの濃厚な絡みも見たかった。もう一歩先が見たい……そういうところが商業漫画の単話にはあるんだよね、良いか悪いかは別として。

作品情報:不倫からはじめましょう

胡桃屋ましみん「不倫からはじめましょう」

掲載誌:COMICペンギンクラブ2023年7月号

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