【レビュー】熟女と若者の不倫漫画、全3話『避難小屋にて1‐3』あさぎ龍
女を忘れていた熟女妻が山で遭難し、そこで出会った男性二人と不倫関係になる話なんだけれども、最初はレイプまがいの強要からはじまって、少しずつ体も心も開いていく過程が凄くエロい作品なんだよね。ストーリー展開が秀逸、熟女の心理を見事に描いた名作だと思う。
もくじ
「避難小屋にて」全3話
オバサンと若者の純愛を描くことが多い作者なんだけれども、今作はなんとレイプから始まるという新展開。登場する男性は二人、世間知らずでビュアな童貞君と欲望剥き出しで女を組み敷く山男。逃げ場のない閉鎖空間の中で最年長の女性がとった現実的な対応と、そこから始まる不思議な三角関係が面白い。読み込むほどにチンポが固くなる、シリアス系エロ漫画。
1話のストーリー
登山途中で大雨に合い下山を急ぐ熟女、軽装で山登りに来ていた若者と出会う。登山経験が浅いようで、雨対策などの準備も全くできていない彼。放っておくわけにもいかず、同行することになる。
雨が強く下山を断念した若者と熟女、登山小屋へ避難するのだが。
そこにはすでに先客がいて、しかも本格的な登山道具を備えた熟練者だった。とりあえず熟練者の指示にしたがう事にした二人、下山できるか周囲の確認に出るが土砂崩れで橋が落ちていたために山小屋でロープウェイが復旧するまで待つことにした。
男の中に女が一人、しかも熟練者の男は欲望を隠そうともせず熟女に肉体関係を迫る。しばらく一緒に過ごさなければいけない相手、熟女はトラブルを避けるためにやむを得ず男を受け入れるのだが……身体の奥で、逞しい男に欲情していた。
どうせ二度と合う事もないと、割り切って体を預ける熟女。しかし、子供まで産んだ成熟した身体は逞しいオスのピストンに反応してしまう。
そしてこの小屋にはもう一人の男が……童貞の彼は、同じ小屋内で行われる行為に目を閉じ、耳を塞ぎ、悶々とした夜をすごすのだった。
2話のストーリー
山小屋で一晩を過ごした3人、早々に性欲処理をさせられている熟女。それを覗く若者。それぞれの朝を迎えた翌日。
再びロープウェイの確認に向かった3人。熟練者一人であれば下山も可能だが、軽装の初心者を連れて危険な山道を降りるのは無理だった。
再び山小屋に戻れば、やることはセックスしかない。一人だけ仲間外れになっているけども。
山小屋にいるのは男二人と女一人、さすがに一人だけ除け者にするのは今後の関係を考えてよくないと思ったのか、熟練者の男が若者の相手もするように熟女に依頼する。
そうして若者をリードして、熟女が筆おろしをしてあげるのであった。
この夜は童貞を喪失したばかりの若者の相手をする熟女、こうして男たちの相手をするうちに彼女の中でメスの本能が開花していく。
3話のストーリー
これと言ってヤルこともない避難小屋生活、熟女を中心に皆が肉体関係を持てば、誰憚る事も無くなるわけで……当然のように3Pの乱交に発展。
童貞を捨てて自信を持った若者も、積極的に女の身体を求めて腰を振る。
母親となりオスのチンポのことなど久しく忘れていた熟女が、これだけ濃厚な交尾を繰り返されて堕ちないはずもなく。強いオスに支配される歓びと、押し寄せる快楽に流され二本のチンポを貪るように奥深くへと導く熟女。
そして時は過ぎ、現実に引き戻された熟女。夢のような避難生活も当然ながら終わりを告げて、また日常へと帰って来たのだが……
あの日の興奮を忘れられず、二人の家に通って肉体関係を続けていくのであった。
ネットでの評価(3話平均)
このブログを書いている時点での星評価(5が最高)
FANZA: 4.83
先生の新境地です!
これまで比較的純愛よりの作品が多かったあさぎ龍先生ですが、今作では半ば強●的な寝取られ展開で少し胸糞悪くなる物語の作り方。わかっているけど手を出せないもどかしさや、権力に組み敷かれた若者のルサンチマンを感じさせるパートが続きます。
しかし、その不満は主人公の青年だけでなく、自分を投影しやすい作りになっているのも、この作品の見どころ。読んでいるうちに、悔しさがあの女性への欲望に変わっている自分に気づくはずです。
期待の新境地
以前の作品とは明らかに異なるストーリーや要素など、非常に楽しむことができました。これまでのスタイルを知っている読者からすれば、実験的で挑戦的な姿勢がうかがえます。
この話数は一話完結や前後編では見られない、独特のじっくりとした展開を味わうことができます。
総評:感情移入しやすい絶妙のリアリティ
遭難と孤立した山小屋という閉鎖空間、非常時における緊張状態、その中での人間関係。まず設定がとてもいい。そして、女を忘れた熟女が、最初は無理強いされて諦めから始まったセックスなのに、回を重ねるうちに少しずつ女を取り戻して積極的になっていく姿も良い。
また、細かい所での描写やセリフが絶妙で、視覚だけでなく脳から興奮させられるエロ漫画。ベテラン作家らしい矛盾の無いストーリー展開のおかげで、しっかりとリアリティを感じることが出来る。読めば読むほど下半身が固くなる、シリアス系のエロ漫画。
今どきの同人漫画でチョロい人妻がアッサリ体を許してアヘアヘしてしまうような、薄っぺらい漫画とは一線を画するプロらしい骨太作品。絵だけで抜くライト派にも味わってほしい、そんな噛み応えのある漫画だ。
作品紹介:避難小屋にて 全3話
登山中に大雨に合い遭難した熟女と若者、世間知らずな若者はろくな装備も持たず軽装だった。とりあえず下山を諦め山小屋に向かう二人、そこには登山経験豊富な先客がいた。男の中に女が一人、登山経験者は自分の優位を利用して熟女に肉体関係を迫る。緊急事態でのトラブルを避けたい熟女は、相手の行為を受け入れ……最初は無理やりだった行為も、やがて熟女のメスが目覚め始め、目の前でセックスを見せつけられる悶々としていた童貞の若者も巻き込んでの乱交へと発展していく。
各話モノクロ20ページ 全60ページ