【レビュー】四十代独身熟女の性欲を描いたエロ漫画『晩花の熱 Chapt.01』大見武士
ムラムラして貪るようなセックスをしてしまう事ってあるよね、若者には。まあ、拙者はもう枯れかけなので……というか、更年期らしいのよ、男性更年期。いま検査中だけど、治療を受けたら性欲は回復するのだろうか。
もくじ
作品名:晩花の熱 Chapt.01
雑誌社が主催する熟女だらけの座談会という設定で描かれる、成熟した女の欲情。メンズゴールド 2022年1月号に掲載された商業誌エロ漫画の単話配信、シリーズものの第一話。一話完結で書かれているので単体で楽しめる物語。作者は大見武士、全26ページ。
性の熱に翻弄された体験を告白する体験談、親の食堂を切り盛りする女性。看板娘ともてはやされた時期もあったが、忙しさにかまけて気が付くと四十歳。このまま一人で老いていくのかと不安になった頃、二人から求婚される。相手は中年の落ち着いた男と、若い大学生……
ストーリー
親の店を引き継いで、がむしゃらに働き続けて四十歳になった女性。このまま一人で老いていくのかと諦めていたら、二人の男性から求婚される。
相手はお見合い相手で年が近い年相応の男性、もう一人は……なんと大学生だった。
もちろん四十歳という自分の年齢を考えて、付き合う相手はお見合い相手。とても優しく良い人だったのだが、セックスだけが不満だった。
若い頃はそれほど性欲が強いほうではなかったのだが、歳をとって趣向が変わり、激しいセックスを求めるようになっていた女性。
求婚した大学生に、結婚は諦めるから一度だけセックスさせてほしいと懇願され……
拙くも激しい若者の欲望に身を任せてしまう。
お見合い相手とはまるで違う乱暴で、激しく……圧倒的な快感。
お見合い相手の方がセックスは上手いのだけど、組み敷かれるような乱暴なピストンとガチガチの若者チンポで感じまくる女性。
年下の男の前で大人の尊厳をかなぐり捨てて、ただ身体を揺すられ喘ぎ悶え、快楽を貪る大人の女。距離を置こうとしていたつもりが、襲われるのを期待して待っていた浅ましい女の欲望。
このままでは堕ちていく、そう思った女性。結局は見合い相手と結婚し、若者とはそれっきりとなったのだが……今でも忘れられない、情欲に溺れた本気のセックス。
性に翻弄された熟女の物語。
ネットでの評価
この記事を書いている時点での評価(5が最高)
FANZA: なし
総評:シリアスで読み応えはあるがエロシーンが弱い
座談会形式で語られる熟女が本気で乱れたセックスの体験告白というスタイルをとっていて、シリアスな内容とリアルな設定で漫画としての読み応えは十分。熟女と呼ばれる年頃、成熟した女の性欲と、性に翻弄された体験談をとても上手く描いている。
ストーリー展開が見事で世界に引き込まれる事間違いなしなのだが、その分、エロシーンが少な目。この漫画で最高に興奮したピークは、若者に求められた女性が拒みながらも最後に「ここじゃダメ、上で……」覚悟を決めて若いチンポを受け入れる事を決めた瞬間。
欲情し、これから若者のチンポで何度もイカされる事を期待し、欲情した女性の表情がエロかった。今風の作品というか、激しいエロシーンで視覚的に興奮したい人にこの良さが伝わるかがちょっと心配。
拙者は好きだけどね、こういう漫画。
作品内容:晩花の熱 Chapt.01
新連載スタート♪ 妙齢淑女だらけのリモート座談会にて語られる「熟女の性」と、その行状。この日のモニターは千葉県在住の主婦・しずかさん。生理的にサカリを迎えたメスの性欲は絶句するほどに愛おしく凄まじく…。