【レビュー】目の前で母親を犯された息子の視点『煽り男 file 2』ポロリビスタ
同人作品の「過ちの連鎖」を読んだときは、エロシーンの展開にちょっと物足りなさを感じてイマイチ興奮しきれなかったけれども、商業誌に移ってから一皮むけた気がするね。
もくじ
作品名:煽り男 file 2
前話「煽り男 file 1」で煽り運転をして来た相手に家を特定され、息子の目の前で犯された母親。その一部始終を見ていた息子の視点で書かれたシリーズ第二話、エロシーンは夢と妄想のみなので賛否は分かれそう。ポロリビスタ作、カラー24P。商業漫画の単話配信。 収録誌「comicクリベロン DUMA Vol.36」 母と息子とで出かけた買い物からの帰り道、母が運転する車が煽られた。煽り運転をして来たのは男、かなり質の悪い感じ。恐怖を覚えた二人だったが、なんとか解放されて帰宅。しかし後を付けられ、家の中に押し入られて息子の前で母はレイプされ……一部始終を見ていた息子は母を女として意識するようになっていた。
ストーリー
いつもと変わらぬ姿を見せる母親だが、息子は母親が目の前でレイプされる一部始終を見て平常心を保てなくなっていた。
母親を見る度にあの日の出来事がフラッシュバックしてしまい、女として意識して……勃起してしまう。
一人になると、夜な夜な同じ夢を見る。
それは泣き叫びながら犯される、あの日の母親の姿だった。
目を覚ますとモチロン夢精していて、自己嫌悪してしまう。
悶々としながら過ごす日々。母親に触れたい、母親とヤリたい、日を追うごとに思いが募り、行動に現れ始める。 ある日は肩を揉んであげると後ろに回り、間違えたふりをして胸を揉む。
母親がシャワーを浴びていると思うと我慢できず、覗きに行ってしまい……
母の裸体を目に焼き付けて、脱いだ下着を盗み出してのマスターベーション。
やがて息子は何度出してもおさまらない欲望を持て余し、勇気を振り絞って母親に言うのだ。 一緒にお風呂入りたい……と。
ネットでの評価
この記事を書いている時点での評価(5が最高) FANZA: 5
野心的である 前作であれだけの本番を披露してくれたにもかかわらず、今作においては抑制された展開というのが素晴らしい。このような強弱を繰り返していくシリーズだとすれば、完全にコントロールされてしまいそうだ。これが計算だとすれば、きわめて野心的な作家だと思う。
総評:セックスシーンが無い……
エロい絵が全くないかと言われると息子の妄想や夢のシーンがあるのだけれど、この第二話では実際のセックスが全く描かれていない。前話で母親が息子の目の前で犯されるという衝撃的な展開となり、この二話ではそれを受けての息子の心情変化がメインストーリー。 思春期の息子は、目の前で母親が他のオスと交尾する現場を見せられる。それ以来、母親をメスとして認識してしまった息子が若いオスとして交尾しようと求愛行動を始める。 次話で二人は何らかの進展をするのだろうけれども、この二話はそこへの繋ぎとなる重要なパート部分。単体でエロ漫画としての実用性は低いので、購入する際には注意が必要。まあ、それでもこのお母さんの色気は凄いけど。
作品紹介:煽り男 file 2
自分の眼の前で母親が暴漢に レイプされるのを見てしまった少年・翔。 その日以来、彼はその強烈な光景が忘れられず 背徳感を抱きつつも母親を性的な視線で 見るようになってしまった。 そして、その思いは日に日に抑えが効かなくなり……。
単行本:煽り男

煽り男の単行本第1巻 単話の第6話までを収録。FANZAの特装版には特典書下ろし漫画アリ。