『家政婦の桃田さん』孤独な青年と家政婦の温かみのあるラブストーリー。ねごろ屋

若くして孤立してしまった金持ちの青年とを世話する、おばさん家政婦の優しさとお節介が心地よい。

家政婦の桃田さん

シンプルな絵で描かれた見やすさと、下半身だけでなく心まで気持ちよくなる不思議な作風。母性溢れる優しいおばさん家政婦と孤独な青年、そんな二人が少しずつ関係を深めていき、最後は結ばれるという癒し系ラブストーリー。ねごろ屋作、エロ同人漫画。

ストーリー

やりたいことなど何もない、楽しいことなどどこにもない、偶然に株で大金を手に入れた孤独な青年は、特にやることもなくただ何気ない気持ちで家政婦を雇った。

青年は石井、家政婦は桃田といった。

桃田は決して若くない、おばさんと言われる年頃の女性。若い相手だと色々と気を遣うけれど、この年頃の女性ならばちょうど良かったと安堵する石井。

そして桃田は年相応に気が利いて、殺風景な石井の暮らしぶりを見てお節介をやいた。

何もなかった部屋の壁に絵を飾り、美味しい食事を用意して一緒に卓を共にして、そして風呂で背中を流すまで……

桃田との暮らしで笑顔が増えた石井、少しずつ人間らしさを見せるようになった青年を見て桃田は嬉しく思っていた。

そして、おばさんとはいえ桃田は十分に魅力的であり、そんな彼女と裸で風呂に入れば石井のペニスが固くなるのは当然の生理現象。

石井に対して悪しからぬ感情を抱いている大人の女と、目の前に居るメスに反応して生殖本能が刺激された勃起チンポ。

密室で二人きり、しかも裸である。

そこから先は本能の赴くままに交わるのが自然の摂理、互いの性器を潤しあって、身も心も準備を整える二人。

そして始まる生殖行為。

発情期が無いというか、常時発情している人間にとって、交尾はコミュニケーションの手段でもあるのだという人もいるくらいに自然な行為。

くんずほぐれつ、互いに欲望をぶつけ合い理解を深める二人。

その日以来、互いに恋人同士のように求めあう毎日が始まる。

繰り返される肉体コミュニケーションによって、互いの関係は親密を増していく。そして互いの言葉で愛を確かめ合う二人。

こうして桃田は家政婦をやめ、石井として青年と共に暮らすことになる……二人の交わりによって誕生することになる新しい命と共に。

ネットでの評価

この記事を書いている時点での評価。

FANZA:5 out of 5 stars 5

DLsite:4.5 out of 5 stars 4.5

総評:読後感がいいリアルなエロ漫画 星3.0

エロ漫画なのだけれども、ハートウォーミングなラブストーリーに癒される。

漫画の中から直接的に読み取れる情報は少ないのだけれども、セリフやコマの中にある間(ま)の取り方が絶妙で、この独特のシンプルな絵と構図も相まって、作者独自の世界観というかリアリティがしっかりと深く伝わってくる。

冷めた性格で、孤独に生きていた青年の元にやってきた家政婦のおばさん。

年増女特有の優しさとお節介、そして青年を母性で見守りその心を温めていき、最後は愛情が芽生えて幸せを手にするというハッピーエンド。

関係を深めていく途上の描き方がとてもリアルで、後半のセックスシーンでクライマックスを迎え、最後に妊娠したヒロインと青年との幸せそうなツーショットで締める。

読み終わった後にじんわりと温かいものが胸に残るラブストーリー、感情移入して読むエロシーンは見た目以上に良い。

目で見て心で感じるエロ漫画、こういう作風が好きな層には自信をもってお勧められる作品だ。

作品情報:家政婦の桃田さん

金持ちになって一軒家を買ったら掃除するのめんどくさくなったから家政婦を雇った。ただのおばさんに何の興味もなかったけど少しずつ気を許すようになり、ある時家政婦の裸を見てしまい…

グレースケール漫画32p

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